2024年3月1日金曜日

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015」

アマゾンで先日購入した、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015」を読了。

この本は、同じ著者の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」のアップデート版。アマゾンの説明によると、この「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」は30万部も売れて、「現代の資本論」と評されているとのこと。

法人を立ち上げて、どうやって税金を節約するかの指南書。ですが、単なるマニュアル書ではなく、なぜ、そうすべきか、もしくは著者がなぜそこに至ったのかが説得力をもって説明されている本。かつ、日本の社会や、現代の資本主義についての考察も

数字をしっかりつかって、説得力のある文章。そして、税務署の事情など、ソフトな、かつ、現場にあたらないと分からない、興味深いエピソードもあり、読ませる。

現代社会で成功するためには、言語的知能、理論数学的知能の2つが突出して重要と筆者が書いていますが、まさに筆者がその2つをもっているなあと思いました。

そして、エピローグ。おそらく、ホームレスを外から見て、著者が恐怖に駆られて、資産構築に走ったのだろうなあ、と想像しました。

筆者のような優秀な人が、周りの人や国に尽くすのではなく、自分の資産構築や節税に血道をあげるのが、日本の停滞の一因なのだろうなあと思いました。


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